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キ102 (航空機)[らんでぃ]
キ102は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の襲撃機・戦闘機。非公式通称として四式襲撃機、五式複座戦闘機、五式双発襲撃機などが伝えられているが、公文書上に記録が残るのが五式双〔『東海軍管区航空兵器現状表』アジア歴史資料センター・レファレンスコードA03032135000〕であることから、冠称年式は五式だった可能性が高い。連合軍のコードネームはRandy(ランディ)。開発・製造は川崎航空機。設計主務者は土井武夫、根本毅〔歴史群像『太平洋戦史シリーズ日本陸軍軍用機パーフェクトガイド』学習研究社、2005年、ISBN 4-05-603757-4〕。 甲型・乙型・丙型の3タイプがあり、それぞれ高高度戦闘機、襲撃機、夜間戦闘機として開発された。 == 開発 == 1943年(昭和18年)4月に陸軍は、キ45改(二式複座戦闘機「屠龍」)の性能向上型のキ96を試作中の川崎航空機に対して、キ96をベースとした複座の襲撃機の開発を指示した。これがキ102で、同年6月には同じ機体を高高度戦闘機として開発することも指示された。この時に高高度戦闘機型はキ102甲、襲撃機型はキ102乙の試作名称(キ番号)が名付けられた。 川崎では土井武夫技師を設計主務者として設計を開始、1944年(昭和19年)1月に乙型の設計を終え1号機は1944年3月に完成した。甲型は1944年1月に設計開始、同年4月に設計を終了した。6月には搭載エンジンである排気タービン付のハ112-IIルが完成したため、これを増加試作機に搭載して甲型の原型機としてテストを開始した。なお、試作1~3号機は当初の予定では乙型の原型機であったが、甲型の審査を急ぐために甲型の原型機として審査が行なわれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キ102 (航空機)」の詳細全文を読む
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